同じブランドマークでも、織りネームにするか、シリコーンワッペンにするか、ボタンにあしらうかで印象は変わります。織りの風合い、表面の手触り、図柄の立体感も、服の表情を左右する要素です。服に合う副資材を探すことは、ブランドらしさを一つひとつ形にしていく作業でもあります。
NFCも、そうしたディテールに取り入れられます。色、素材、図柄を軸に服をデザインしながら、ブランドマークにもう一つの役割を持たせる。お客様がスマートフォンをかざすと、商品情報やデザインの背景を読んだり、ブランドの認証ページを開いたりできるようになります。
どんなブランドらしさを見せたいか
新しいコレクションのブランドマークを考えるなら、まずは服の上でどう見せたいかを思い描いてみてください。生地と色をそろえ、質感や細部でさりげなく気づいてもらうのか。はっきりした配色や輪郭で、服のアクセントにするのか。その発想を、NFCタグのデザインにも生かせます。
トップスの裾、袖口、ジャケットのブランドワッペン。すでに考えている位置から検討を始められます。マークの大きさや比率、位置を服全体の中で見ると、なじみ方を判断しやすくなります。NFCを加えるからといって、技術を示す記号を別のタグに印刷する必要はありません。目に見える部分には、ご自身のブランドの図柄を使えます。
織りネームとシリコーン、質感から選ぶ
BrandGuardのNFC織りネームとシリコーンワッペンは、どちらも服の外側に熱圧着して取り付け、スマートフォンで読み取ってもらえます。主な違いは表面の素材です。織物の風合いを生かすか、シリコーンの手触りを選ぶか。配色や輪郭も合わせて考えると、同じブランドマークからさまざまな表情をつくれます。
表面の仕上げもデザインの一部です。印刷の表現に加え、文字や図柄に立体感を持たせる加工なども相談できます。控えめなディテールにすることも、目を引く装飾にすることも、デザインの方向として考えられます。素材と図柄、加工を組み合わせて、どんな仕上がりになるかを見ていきます。
デザインを気に入った、その先の安心へ
下げ札の案内に沿って、お客様が服のワッペンやボタンにスマートフォンをかざす。最初にタグの認証結果と、対応する商品の型、色、コレクションの情報を表示すれば、手元の服と照らし合わせられます。購入した服を確認する手がかりが増え、デザインしたブランドマークにも、正規品を見分けてもらうための役割が生まれます。
ここで役立つのが、BrandGuardのセキュアNFCです。例えば、NXP® NTAG® 424 DNAを採用した熱圧着式NFCワッペンでは、スマートフォンをかざすと、連携するサービスがタグを認証し、対応する商品情報を表示します。図柄をまねたり、以前の認証ページのURLをコピーしたりしても、服に付いたセキュアNFCタグを実際に認証したことにはなりません。タグを正しい服に対応させることと、その取り付け方も、製品をつくる段階で一緒に決めておきます。
図柄のデザイン、生地選び、細部の仕上げには、この服に込めた工夫があります。店頭で選ぶときや通販の商品が届いたときに、お客様がその服を確かめられるようにすることは、こうした工夫とブランドが約束する価値を守るための方法です。認証の違いについては、認証ラベルの種類とセキュリティの違いで詳しく紹介しています。
確認が済んだら、ページの続きで服のストーリーを伝えられます。コレクションの着想、生地の特徴、デザイナーが見てほしかったディテール。後からお手入れ方法やサポートが必要になったときにも、服からブランドにたどり着けます。服に残るマークが、コンテンツやサービスをもう一度見つけるための場所になります。
限定コレクションから、デジタルで集める作品へ
図柄や制作の背景そのものを楽しんでもらえるコレクションなら、同じ発想をデジタル作品に展開し、実物の服とNFTのデジタルコレクションを対応させることも考えられます。NFTは、ブロックチェーンに記録される、それぞれを区別できるデジタルの証です。ブランドが発行する一つのデジタルコレクションアイテムを表すことができます。一つのアイデアを、着るための服と、集めて楽しむデジタル作品の両方に展開する形です。
その体験は、服の確認から自然につなげられます。NFCにスマートフォンをかざし、認証結果と商品情報を確認した後で、ブランドが用意したデジタルコレクションのページへ進む。集めて楽しむ作品とその制作ストーリーを一緒に紹介することで、服のデザインに込めた思いも、より深く知ってもらえます。
NFTの発行や受け取りは、選んだデジタルプラットフォームと組み合わせて計画します。コレクションアイテムと服をどう対応させるか、服を譲るときに一緒に譲渡するのかも、案件ごとに決めておく必要があります。BrandGuardのセキュアNFCは、服に付いたタグの認証とアクセスのきっかけを提供でき、デジタル作品の内容や参加方法はブランドのアイデアに合わせて考えられます。
ブランドの見せ方と、お客様の体験を一緒に考える
図柄やアイデアができたら、服の写真、生地のサンプル、マークを付けたい位置をもとにBrandGuardへご相談ください。織りネームかシリコーンか、平面的な印刷か少し立体感を出した仕上げか、ワッペンかボタンか。同じデザインを出発点に、いくつかの表現を比べられます。
サンプルができたら服に合わせ、色や大きさのバランス、触れた感じを見ていきます。実際の着用やお手入れを想定して、しっかり付いたまま読み取れるかも確認します。そうして、デザインのディテールを日常でも使いやすいものに仕上げます。
ブランドの図柄や服のデザインのアイデアを、BrandGuardにお送りください。お客様にどう真贋を確認してもらい、ブランドを知り、デジタルコレクションを楽しんでもらいたいかもお聞かせください。服のディテールを出発点に、見た目、ブランド保護、その先の体験を一緒に考えます。

